塗装の保証は信用できる?現役営業が本音で解説

塗装を検討していると 塗装の保証 という言葉をよく見かけることがあります。
「20年、25年保証があるから安心!」
「大手の保証だから一生安泰だよね」 そう思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では 、現役の塗装営業としての経験をもとに「塗装保証の本当の裏側と、絶対に選ぶべき保証の形」を分かりやすく解説します。

これから塗装を検討している方は ぜひ参考にしてください。

塗装の保証とは?(プロの深掘り解説)

結論から言えば、塗装業界で一般的なのは「工事保証」です。これは「塗った後の状態」を施工店が保証するものですが、ここに大きな落とし穴があります。

それは、「その塗装屋さんが10年後、20年後に存在しているか?」という問題です。
実は、塗装店が10年以上経営を継続できる確率は決して高くありません。どれだけ「25年保証!」と立派な保証書を出していても、会社が倒産してしまえばその紙切れはただのゴミ。お客様は泣き寝入りするしかない……これがこの業界で頻発しているリアルな悲劇です。

プロの視点で言えば、保証は「長さ」ではなく「会社がなくなっても守られる仕組みがあるか」で選ぶべきです。

以前、20年保証を売り文句にしていた会社が5年で倒産し、剥がれてきた塗装を前に途方に暮れているお客様にお会いしたことがあります。「保証書があるから大丈夫だと思ったのに…」という言葉は本当に重かったです。数字の長さに惑わされるのは、非常に危険だと痛感した出来事でした。数字が大きい事はいい事です。ただ、それだけで判断しないで。という事だけ伝えたいのです。

塗装の保証が重要な理由

「自社保証」だけでは、万が一の倒産リスクに対応できないからです。

ほとんどの塗装屋さんは工事保証をつけていますが、それはあくまで「その店が存続していること」が前提。 そこで今、本当に信頼できる業者が取り入れているのが「ダブル工事保証」という仕組みです。

  1. 自社の工事保証: 施工店が責任を持つ基本の保証。
  2. メーカーによる工事保証: これが重要!「この店は手抜きをしない優良店だ」と認めたメーカーが、万が一施工店が倒産しても、同じ内容で工事を保証してくれる仕組みです。

この2つが揃って初めて、本当の意味での「安心」と言えます。

私の店で「ダブル工事保証」を導入しているのは、お客様を絶対に裏切りたくないからです。もし私に万が一のことがあっても、使用した塗料メーカーが現場の責任を引き継いでくれる。ここまで揃って、初めてプロとして胸を張って「保証します」と言えるのだと思っています。

塗装の保証でよくある「3つの失敗パターン」

失敗1:耐候年数を超える「25年保証」などの長期設定

【落とし穴】 塗料の寿命が15年程度なのに、25年保証を謳うのは矛盾しています。これは「契約を取るためのエサ」であり、現実的ではありません。
【対策】 「25年後、御社は確実に存続していますか? 根拠は何ですか?」とあえて厳しく聞いてみてください。

失敗2:「自社保証」のみで安心してしまう

【落とし穴】 会社がなくなれば保証も消えます。特に、相場より安すぎる業者は経営基盤が不安定なことが多く、数年後の倒産リスクが隠れています。
【対策】 「もし御社が倒産した場合、この保証はどうなりますか?」と質問し、メーカー等のバックアップがあるか確認しましょう。

失敗3:天災まで保証されると思っている

【落とし穴】 どんなに手厚い保証でも、地震や台風といった「自然の猛威」による損傷は対象外になるのが一般的です。
【対策】 「何が保証されて、何が保証されないのか(免責事項)」を、契約前に必ず約款(細かいルール)で確認してください。

塗装は内容を理解して選ぶことがとても重要です。

💡良い業者を見抜く「魔法の質問」

商談の際、営業マンにこう聞いてみてください。

「御社がもし倒産してしまった場合でも、メーカーが代わりに工事を保証してくれる『ダブル保証』の仕組みはありますか?」

この質問に「あります」と答え、その証明書を見せてくれる業者は、メーカーからも信頼されている一握りの優良店です。

まとめ

この記事のポイント

保証の「長さ」よりも「会社が倒産しても守られるか」が重要。
「自社保証」+「メーカー工事保証」のダブル保証を選ぶのがベスト。
地震などの天災は保証外。具体的な保証内容(約款)を必ずチェックする。

塗装は決して安い買い物ではありません。
だからこそ情報を知った上で判断することが大切です。

こちらの次回の記事で詳しく解説しています👇
ダブル保証とは何か(さらに深掘り!)

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