塗装はいつやるのがベスト?「時期選び」の質問に答えます

塗装のベストシーズンは春か、梅雨が明けた秋くらいかなと思っている方が多いんじゃないかと思います。それは大正解で、お問い合わせも施工もその時期が一番多いです。

ただ、現場で特に気にしているのは季節そのものよりも気温と乾燥時間です。ここさえきちんと管理できていれば、梅雨でも冬でもしっかり仕上がります。

この記事では春・夏・梅雨・秋・冬、それぞれの現場のリアルと、季節以上に大事な「乾燥時間のルールを守る」という部分についてお伝えしていきます。

まず全体像

季節ポイント現場のリアル
春(3〜5月)気温安定、人気時期業者が混みやすく希望日が取りにくい
夏(6〜8月)乾燥は早いが職人に負担大休憩が増え、汗も垂れる💦
梅雨条件次第でできる雨の日にちゃんと休む業者ならOK
秋(9〜11月)気温安定、最人気春以上に混むことが多い
冬(12〜2月)工期長め、割引あり通常10〜14日が1ヶ月近くかかることも

乾燥時間のルールを守る

塗料のカタログには、必ず「気温25度を基準とした乾燥時間」が書かれています。

つまり、25度前後で塗れる春・秋がベスト、というのは本当です。

ただ、ポイントさえ押さえてくれる業者なら、梅雨でも冬でもきちんと仕上がります。

塗装のベストはカタログの最後に書いてある

塗料のカタログを見る時、お客様は耐候年数や機能のところをよく見ます。「フッ素で15〜20年もつ」とか「遮熱効果あり」とかですね。

でも現場で本当に大事にしているのは、カタログの一番最後に書いてある「乾燥時間」です。

塗料の乾燥時間は基本的に気温25度を基準にしていて、25度前後の気温で塗った時にカタログ通りの乾燥時間で仕上がるということです。塗料によっては「○度以下では施工してはいけない」というルールもあります。5〜15度くらいで塗ること自体はできるのですが、その分乾燥時間が延びるので工期も延びます。

このあたりは地域差もかなりあって、北のほうと南のほうではベストな時期がそもそも違ってきます。

春の塗装

気温が25度前後に近づいて、塗料の乾燥がカタログ通りに進みやすい時期です。工期もブレにくく、お客様としても安心して任せやすい季節だと思います。

ただその分業者がかなり混みます。希望日に足場が組めなかったり、契約から着工までかなり待つこともあります。春に塗りたい場合は冬のうちに見積もりだけは取っておくのがおすすめです。

夏の塗装

「夏は塗料の乾きが早いから好条件」半分正解で、半分ウソです。 今の夏の暑さは異常です。現場の職人は滝のように汗を流しています。

正直な話をしますと、職人の汗が、手元の塗料や壁にポタポタ垂れることは避けられません。
ですが、実は将来の「色ムラ」や「塗装の剥がれ」に直結する施工不良リスクなんです。

さらに暑さで集中力が切れれば、塗り残しや見落としも確実に増えます。

無理に作業を詰め込む会社は、職人の体だけでなく、お客様の家の品質も犠牲にしています。夏場こそ「こまめに休憩を取らせ、職人の集中力を保たせている会社」を選んでください。それが結果的に、一番キレイで長持ちする工事に繋がります。

梅雨の塗装

「梅雨はダメ」と思われがちですが、そうとも限りません。ポイントを押さえてくれる業者なら梅雨でもきちんと仕上がります。

大事なのは、雨の日にちゃんと休んでくれるかどうかです。ここを無理に進める会社は本当にやめておいた方がいいです。特に外注で工期を早めたい業者には梅雨は絶対に頼まないでください。

梅雨にお願いするなら雨天時の対応方針を必ず確認してください。

秋の塗装

春と同じく気温が25度前後で乾燥時間が安定する時期です。むしろ春以上に人気で、業者の予約が一気に埋まります。

「秋に塗りたい」と思うなら夏前から動き始めるくらいでちょうどいいです。ギリギリで動くと希望の業者が押さえられなかったり、足場の段取りが取れなかったりします。

冬の塗装

気温が低いので乾燥時間が大幅に延びます。通常10〜14日で終わる工事が1ヶ月近くかかることもあります。

その分、冬は割引を出している会社が多いです。「工期が延びる分ごめんね」というお詫びの意味合いに近い割引です。

ここで気をつけたいのが「冬でも10日で終わります」と言い切る会社です。乾燥時間という壁がある以上、冬に通常工期で終わらせるのは現実的ではありません。冬に塗装をお願いする時は「冬はどれくらい工期が延びますか?」と必ず聞いてみてください。

季節より大事なこと

結局のところ、季節そのものよりも業者がきちんと乾燥時間を守ってくれるかどうかのほうが大事です。

夏に無理して進める会社、冬に「すぐ終わります」と言う会社、梅雨でも雨の日に塗る会社。どれも乾燥時間という塗装の基本ルールを軽視しています。逆にポイントを押さえてくれる業者なら、どの季節でもきちんと仕上がります。

いつやるかより、誰に頼むかのほうがずっと大事です。

契約前に確認したい3つ

① 乾燥時間をきちんと取る方針か
② 雨の日・猛暑日の対応はどうしているか
③ 冬なら工期はどれくらい延びるか

この3つにちゃんと答えてくれる会社なら、季節を選ばず安心して任せられます。

ベストは気温25度前後の春・秋。これは間違いではありません。

ただ、本当に大事なのは乾燥時間を守ってくれる業者を選ぶことです。

それさえできていれば、梅雨でも冬でも、きちんと仕上がります。

逆に「いつでも10日で終わります」と言い切る会社は、季節に関係なく注意が必要です。

季節を気にするより、業者の姿勢を見てあげてください。

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