
外壁塗装の工事期間は、一般的に10日から2週間程度かかります。 その間、家の周りには足場が組まれ、職人が毎日出入りする状態が続きます。
「生活への影響はどのくらいあるのか」は、契約前にほとんどの方が気にされる点です。 「ずっとカーテンを閉め切らないといけないの?」「防犯面は大丈夫?」といった不安の声を、現場ではよく耳にします。
正直に言うと、ある程度の不便はあります。 ただ、事前に知っておくことで、その不便を最小限に抑えることができます。
この記事では、塗装工事中の生活への影響について、 営業として数百件の現場を経験してきた立場から正直にお伝えします。
塗装工事中の生活への影響(プロの深掘り解説)
塗装工事中に生活で気になる主なポイントは4つです。窓の開閉・洗濯物・エアコン・臭いそれぞれについて順番に説明します。
① 窓の開閉について
塗料の飛散や高圧洗浄の水しぶきが室内に入り込むリスクがあるためです。 また、窓を閉めていても、キッチンや浴室の換気扇を回しすぎると、隙間から塗料の臭いを吸い込んでしまうことがあるため注意が必要です。
これは施主の方にとってかなりの不便であることは、営業として十分理解しています。 だからこそ、施工面以外の窓については養生を工夫して、できる限り開けられる状態を確保するよう努めています。 また、足場がある期間は2階の窓も狙われやすくなるため、「補助錠」による防犯対策も併せてご案内しています。
② 洗濯物について
工事期間中は、外への洗濯物干しはお控えいただくようお願いしています。 飛散する塗料の粒子や高圧洗浄の水しぶきが付着するリスクがあり、せっかくの洗濯物を台無しにしてしまう可能性があるためです。
室内干し・コインランドリー・夜間の物干しなどをご案内することが多いですが、重要なのは「今日は干せるのか」の判断基準です。 私は、工程の空き状況を見て干せる日を調整し、前日の夕方までにメモやLINEでお伝えするようにしています。
③ エアコンについて
エアコンは工事中も使用できます。 室外機には専用のメッシュカバーをかけて養生するため、ほこりや塗料が入り込む心配はありません。
ただし、冬場の暖房使用時は、養生方法を誤ると室外機がエラーで止まってしまうリスクがあります。そのため、通気性を確保した「専用部材」を使用しているかどうかが、プロの仕事の分かれ目です。
④ 臭いについて
現在は水性塗料が普及しており、工事中に臭いを指摘されることは少なくなりました。 しかし、臭いが完全に消えるまでには水性で3〜7日、溶剤系で1〜2週間ほどかかります。
臭いに敏感な方にとっては、それでも気になる場合があります。
そういったお客様には、無償でマスクをお渡ししたり、
室内に炭を置くことで臭いを吸着させる方法をご案内したりしています。
塗装中の生活でよくある「3つの失敗パターン」

失敗1:事前に生活への影響を確認しなかった
【落とし穴】契約前に説明を怠る業者がいます。窓が開けられないことを工事が始まってから知り、慌てて対応せざるを得なくなるケースは少なくありません。
【対策】契約前に「工事中、窓はどの程度開けられますか?洗濯物はどうすればいいですか?と具体的に確認しましょう。
失敗2:工事期間中の予定を何も調整しなかった
【落とし穴】「今日は窓を開けていいのか、洗濯物を干していいのか」が分からないことが一番のストレスになります。
【対策】「前日の夕方までに、明日の予定(洗濯物の可否など)を教えてもらえますか?」と担当者に伝えておきましょう。
失敗3:臭いへの対策を何もしなかった
【落とし穴】 自分たちは平気でも、家族やペットにとってはつらい環境になることがあります。
【対策】業者に使用する塗料を確認し、特に敏感な家族がいる場合は事前に伝えましょう。室内用の消臭炭や、高機能マスクの用意も有効です。
塗装は内容を理解して選ぶことがとても重要です。
💡 良い業者を見抜く「魔法の質問」
業者にこの一言を聞いてみてください。
「工事中、窓の開閉や洗濯物についてどのように対応していただけますか?」
この質問に対して、工程ごとの具体的な説明と生活への配慮が返ってくる業者は信頼できます。 「問題ないですよ」だけで終わる業者より、 生活への影響を先回りして説明してくれる業者の方が、 現場管理と施主への配慮が行き届いている可能性が高いです。
まとめ

この記事のポイント
・施工面以外の窓を開けられるよう工夫し、防犯面(補助錠)まで配慮してくれる業者を選ぶ
・洗濯物は基本外干しNGだが、前日に「可否」をしっかり連絡してくれる業者が理想
・エアコンは冬場の暖房エラーにも配慮した養生が必要。ペットがいる場合は臭い対策を相談
塗装は決して安い買い物ではありません。 だからこそ情報を知った上で判断することが大切です。
こちらの次回の記事で詳しく解説しています👇
職人さんへの「お茶出し」は必要?(現役営業マンが明かす、現場のホンネ)
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