塗装の見積もりが安すぎる理由とは?現役営業が本音で解説

塗装を検討していると

「他社よりかなり安い見積もり」を出されることがあります。
「こんなに安くて大丈夫?」
「安いならここでいいのでは?」

そう思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では
現役の塗装営業としての経験をもとに見積もりが安すぎる理由を分かりやすく解説します。

これから塗装を検討している方は
ぜひ参考にしてください。

塗装の見積もりが安すぎる理由とは?

塗装の見積もりが極端に安い場合、
必ず何か理由があります。

塗装工事は材料費・人件費・足場代など
さまざまなコストがかかるため、
極端に安くなることは基本的にありません。

相場より大きく安い見積もりには、何かが省かれている可能性があります。

私は営業としてこれまでかなり多くの見積もりを見てきましたが、極端に安い見積もりにはある共通点があります。 それは「内容がとても曖昧」ということです。 例えば見積もりの中身を見ても ・材料費がいくらなのか書かれていない ・外壁塗装一式〇〇円としか書いていない ・どこを塗るのかの詳細がない といったケースが非常に多いです。 塗装工事では、外壁だけでなく 破風(はふ) 鼻隠し 雨どい 水切り など、いわゆる付帯部と呼ばれる部分も塗装することが多いのですが、 「付帯部一式〇〇円」としか書かれていないと 実際にどこまで塗るのか分かりません。 さらに足場についても、本来は法律で安全基準が決まっているのですが その内容が見積もりに書かれていないこともあります。 シーリング工事も同じです。 本来は何メートル施工するのかを出すことができるのですが、 「シーリング工事一式」 としか書かれていない見積もりもよく見かけます。 もちろん、すべての安い見積もりが悪いわけではありません。 ただ、営業として多くの見積もりを見てきた中で、 「極端に安い見積もりほど内容が曖昧」 というケースは本当に多いと感じています。

見積もりが安くなる主な理由

塗装の見積もりが安くなる理由はいくつかあります。

工程を減らしている

塗装工事では基本的に

下塗り
中塗り
上塗り

の3回塗りが基本です。

しかし中には
下塗り+上塗りの1回塗りなど
工程を減らしてコストを下げるケースもあります。

塗装は工程を減らすと耐久性が大きく下がる可能性があります。

現場調査でお客様から「前回の塗装が5年で剥がれてきた」という相談を受けることは本当によくあります。 実際に調査してみると、塗膜の厚みが明らかに薄かったり、下塗りがされていないと思われる状態の家もあります。ひどい場合だと、高圧洗浄がしっかり行われていないケースもありました。 高圧洗浄は塗装工事ではとても大切な工程です。 例えば車のコーティングも、汚れが付いたままコーティングするとすぐ剥がれてしまいます。それと同じで、屋根や外壁も汚れが残った状態で塗装すると密着が弱くなってしまいます。 また、口では「3回塗りです」と説明されていても、見積もりに工程がしっかり書かれていないこともあります。 さらに安い工事の場合、外注の職人にかなり低い金額で依頼されているケースもあります。そうなると、早く終わらせないと利益が出ないため、工程を省いたり乾燥時間を守らなかったりすることもあります。 中には材料を職人が自分で用意するようなケースもあり、実際にホームセンターの安い材料が使われていた事例も見たことがあります。 もちろんすべての業者がそうではありませんが、極端に安い見積もりの工事ではこのような問題が起きているケースも少なくありません。

塗料のグレードが低い

見積もりが安い理由として
塗料のグレードが低い場合もあります。

例えば

・アクリル塗料
・低グレードシリコン
・耐候年数の短い塗料

などです。

塗料はグレードによって
耐候年数が大きく変わります。

安い塗料を使うと、結果的に塗り替えの周期が早くなる可能性があります。

お客様から「どの塗料が一番長持ちしますか?」と聞かれることはよくあります。 もちろん耐候年数は大切ですが、実際の現場ではそれだけで塗料を選ぶことはありません。 塗料にはそれぞれ機能の違いがあります。例えば、汚れが付きにくい塗料や、雨で汚れが流れやすい塗料、カビや苔が発生しにくい塗料などです。 例えば日当たりが強い家や、湿気が多く苔が生えやすい場所では、超低汚染タイプの塗料などを選ぶことで外壁の美観を長く保つことができます。 逆に、家の環境に合わない塗料を選んでしまうと、水が外壁に残りやすくなり、苔や汚れが発生しやすくなることもあります。 実際の現場では「一番高い塗料を使えばいい」というわけではなく、その家の環境に合った塗料を選ぶことがとても大切だと感じています。

必要な工事が含まれていない

見積もりが安い場合
必要な工事が最初から含まれていないこともあります。

例えば

・付帯部塗装
・コーキング工事
・下地補修

などです。

契約後に
「これは別工事になります」と言われ
結果的に金額が上がるケースもあります。

実際の現場では、下地補修がまったく必要ないという家の方が少ないと感じています。 私が担当している現場でも、ひび割れの補修や劣化部分の補修など、何かしらの下地補修が入ることがほとんどです。こうした下地補修をしっかり行うことで、塗料がきちんと密着し、結果的に塗装が長持ちします。 そのため、見積もりに「下地補修」と書かれていたとしても、実際にどんな補修を行うのかを確認してみると、より安心して工事を任せられると思います。

よくある失敗

塗装でよくある失敗

・安さだけで業者を選ぶ
・見積もりの内容を確認していない
・見積もりの内訳を理解しないまま契約する

塗装は金額だけでなく内容をしっかり確認することがとても重要です。

まとめ

この記事のポイント

・見積もりが安すぎる場合は理由がある
・工程や材料が省かれている可能性がある
・内容を確認することがとても重要

塗装は決して安い買い物ではありません。
だからこそ情報を知った上で判断することが大切です。

こちらの次回の記事で詳しく解説しています👇
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